【読み方】:スケーラビリティ

スケーラビリティとはシステムの拡張性のことである。コンピュータシステムにとって望ましいとされる性質の1つである。

ハードウェア観点とソフトウェア観点のスケーラビリティがあり、ハードウェア観点ではシステム利用者数増大に適応するようサーバ台数を増やせること等、ソフトウェア観点ではユーザー要求等により円滑にデータベースや機能を拡充できること等が挙げられる。

また、スケーラビリティを水平方向と垂直方向に捉えることがあり、システムにノード追加をしてクラスタリングや分散型にすることを水平スケーラビリティ、そして一台のサーバ内にCPUやメモリ等のハードウェアコンポーネントを追加することを垂直スケーラビリティと呼ぶ。

なお、スケーラビリティではシステムを拡充することに焦点が当てられやすいが、逆方向にシステム規模を縮小することもスケーラビリティの1つである。