【読み方】:ラウンドロビン
「ラウンドロビン」とは限られたリソースを順番に割り振る手法のことである。
ホスト名とIPアドレスの対応を管理するDNSサーバにおいて利用されるDNSラウンドロビンが有名である。
DNSラウンドロビンでは、一つのドメイン名に対して複数個のIPアドレスを割り当てる。
複数のユーザーがその一つのドメインにアクセスした際は、割り当てられていた異なるIPアドレスへ接続を振り分ける。このことにより、サーバへの負荷を分散させることが可能となる。
その他、コンピュータの並列処理を実現する技術としてラウンドロビンが使われる。
この場合のラウンドロビンでは、CPUに要求された複数処理を分割し、その分割された各々のプロセスは一定時間ごとに順番に実行される。
分割された各々のプロセスには時間が割り当てられており、その時間が過ぎれば処理を中断し、分割された次のプロセスへ処理が移行される。この仕組みは巡回的並列処理とも言われている。