TPCとはTransaction Processing Performance Councilの略称で、トランザクション処理性能評議会のことである。

システムのトランザクション処理における実際に近い性能指標の策定を目的とした非営利団体で、有力ITメーカーやベンダーが参加している。

TPCにより策定された性能指標には、TPC-A,B,C,D,H,R,W等の複数種類があるが、現在、それら全ての性能指標が利用されているわけではない。

実効性があり利用されているのは主にTPC-C、TPC-E、TPC-Hである。TPC-CとTPC-Eはトランザクション処理の実際の性能値を測定する際に利用されており、TPC-HはRDBMSやデータウェアハウス、意思決定支援システム(DSS)のパフォーマンスを測定する際に利用される。