【読み方】:トブピッチャー

「飛ぶピッチャー」とは被本塁打が多い投手のことである。

統一球導入以来「飛ぶボール」「飛ばないボール」論が盛んに繰り返される野球界にあって、
道具とは関係なく息を吐くようにホームラン打たれる投手がこう呼ばれる。
他には「一発病」「飛翔癖」なども使われる。

各打線の主軸に打たれるだけであればネタにはされないが、
飛ぶピッチャーの多くがホームランなど年に何本も打たない下位の打者にまで1本を献上してしまう。

元々は横浜時代の吉見祐治にちなんだ呼び名であった。

吉見はよくホームランを打たれる代わりに自分もバッティングでお返しすることが多いため、
攻守両面の意味で飛ぶピッチャーの称号を授けられたと言ってよい。

一時は金銭トレードでロッテに移籍し指名打者制のパリーグで打撃を封印されていたが、
戦力外となった2013年オフに阪神と契約し再びセリーグに戻ってきた。