【読み方】:プロビジョニング
「プロビジョニング」とはコンピュータ設備やシステムを利用可能な状態にしておくことである。
その状態にしておくことで、ユーザーの必要に応じていつでもシステムを利用することができる。そのためにはユーザー需要を予測し、計画的に各種リソースを調達をする必要がある。
また、仮想化技術を利用してCPUやメモリ、ストレージ、アプリケーションなどを一つのコンピュータリソースとして括り、要求に応じて動的にそのリソースをシステム内に割り当てることをプロビジョニングと表現することもある。
このような仮想化技術により、ユーザー需要が増加しても物理的なリソース調達を行うこと無くシステムが提供するサービスを継続することができる。
従来のような物理的リソースの準備を前提にした場合、ユーザー需要の予測を誤ればサービスの継続に支障が出る。一方で仮想化技術を利用すれば柔軟にユーザー需要に対応できるため、近年では仮想化によるプロビジョニングが注目を集めている。