【読み方】:シングルサインオン

「シングルサインオン」とは、ユーザー認証を一度行うだけで、システム上の許可済みの様々なリソースや機能を利用できる仕組みである。

一般に、情報システムにおいてユーザー認証が必要なものには、LAN環境、データベース環境、アプリケーションなど複数存在し、それぞれを利用する際には一つずつユーザー認証が必要となる。

それら全ての認証を手作業で行うにはユーザビリティが非常に悪くなってしまう。

そこで、一旦あるコンピュータにログインできれば、ログイン先のシステムに付随するLAN環境など様々なリソースに対するログオンが自動的に完了する仕組みが利用され始めてきた。それがシングルサインオンである。

このようにシングルサインオンはユーザーにとって利便性が非常に高い仕組みであるが、一度の認証であらゆるリソースにアクセスできることからセキュリティ上の懸念もある。

そのため強度のセキュリティが求められるシステムの場合は、最初の認証段階で様々なセキュリティ対策が検討される必要がある。