【読み方】:イーエルティー

「ELT」とは、Extract/Transform/Loadの頭文字を組合せて作られた略称であり、情報システムに蓄積されたデータを抽出して加工し、そしてデータベースへ書き込む一連の工程を表した用語である。

それぞれの単語の意味は、Extractが抽出、Tarnsformが加工、Loadが書き込みである。

データウェアハウスなどの運用で必要な工程であり、基幹業務システムで発生した情報はELTツールを用いてデータウェアハウスに書き込まれる。

従来、データウェアハウスに業務システムのデータを書き込むには、別途プログラムを開発して対応していたが、そのためには複雑なコードを書く必要があり、作業上大きな負荷となっていた。

その後、ELTツールがリリースされ、専用プログラムを開発せずともデータウェアハウスへのデータ書き込み作業が容易となった。