【読み方】:ランニングコスト
「ランニングコスト」とは情報システムの維持運用に必要なコストのことである。
システム稼働後の監視や障害対応にかかる人件費、専用線または公衆回線の利用料、データセンターにサーバを配置していれば設備利用にかかる費用など、またシステムの機能改善が必要であれば改修費用もランニングコストに含まれる。
その他、システムを利用するにあたりエンドユーザーへの教育が必要であれば、教育費もランニングコストの一部である。
ランニングコストは、情報システムが一度稼働すれば定期的に発生するものであり、サービス終了などで情報システムが破棄されるまで続く。なお、会計上では情報システムのランニングコストは通常は資産ではなく、費用として計上される。
一方、システムの新規導入時にマシンやその他付随して発生する費用については、イニシャルコストと呼ばれる。