【読み方】:イーエスビー

ESBとはEnterprise Service Busの略称であり、企業内の様々なシステムを連携させるミドルウェアである。
大規模なシステムを一つのサービスとして捉えるSOA(Service Oriented Architecture)の手法に基づいて設計されており、バス型構造の仮想的な通信路をデータやサービスが流れる仕組みになっている。ESBに接続される全てのサービスが連携できるよう、データ形式や通信プロトコルがESB側で標準化される。その際、具体的にはXMLやHTTP、SOAPなどのWebベースの標準技術が利用される。
ESBの主要機能は、データとプロトコルの変換、メッセージのキューイングとルーティングである。ESB製品によってはその他にもトランザクション管理やセキュリティ機能を実装しているものもある。¬