【読み方】:バールノヨウナモノ
「バールのようなもの」とはバールと酷似しているが、バールとは断定できないものである。
よくテレビのニュース番組等において「バールの様なもので破壊し…」とアナウンサーが話すことからこの言葉が広まった。
なぜ「バールのようなもの」と曖昧な表現とするかには主に2つの理由がある。
1つは本当にバールかが不明な場合である。警察発表で「バールが使用されたようだがまだ実際に見つかっていない」などのバールが犯行道具かが分からないという情報を得た時に「分からないが恐らくバールのようなものを使用した」という意味で使用する。
もう1つは「バールが商標登録されているため」である。「バール」はバール社によって商標登録がされており、ほとんど同じものでも販売会社が違う場合は別の商品名となる。わざわざ「バールかそれとも類似商品か」を警察が発表する可能性も低く、また「バール」と言ってバール社から訴えられるのも大変であるため「バールのようなもの」という表現を使用する。