【読み方】:ディーエイチイマムラ

DH今村とは、広島カープの監督であった野村謙二郎監督が見せた珍プレーの蔑称である。

そもそもDHとは、守備を行わず打撃のみに専念する指名打者(designated hitter)のことである。

打撃のみに専念できることから守備があまりうまくないが打撃力のある選手(特に外国人選手が多い)を設定することが定石であるが、2011年5月20日の試合においてなぜか投手である今村猛をDHに設定した。

DHに設定されるような選手は打率3割を超えるような優秀な打ち手を用意するのが普通で、そもそも投手はヒットを打つことを目的に練習しておらず、打率が2割もあれば極めて優秀である。

しかもDHは「必ず打席に入らなければならない」というルールがあるため、DHに打ち手としてのスキルがない投手を起用するのは意図が不明な采配であった。そのために野村監督は「監督のくせにルールも知らない」と揶揄される羽目になってしまったのである。