【読み方】:アハトアハト

「アハトアハト」とは、艦これにおける潜水艦「伊8」の補給時の台詞である。

アハトとはドイツ語で「8(Acht)」を意味し、
ドイツで開発、運用された対空砲「8.8cm FlaK 18/36/37」のことを指す。

「FlaK」とは「Flugabwehrkanone(高射砲)」の略称であり
18/36/37はそれぞれ18型、36型、37型が存在していたことを示している。

名称の通り対空砲として開発された兵器ではあるが、優秀な性能から空陸両用砲として用いられていた。

連合軍にも恐れられる程の威力を誇っていたため、
その独特な発射音を聞いたドイツ軍の兵は「アハトアハト!」と歓喜したのだと言われている。

「伊8」は日独間の輸送作戦、遣独潜水艦作戦を唯一成功させドイツと日本を往復した第二次遣独艦ではあるが、
ドイツ側と「伊8」の乗組員の間で受け渡しされた兵器の中に「8.8cm FlaK 18/36/37」は存在しない。

しかし、上記の逸話からかドイツ風の発言が端々に見られるため、このような台詞があるのだと推測される。
尚、「伊8」の名前に「8」が含まれていることはこの兵器の呼称とは一切関係ない。