【読み方】:カヨウセイ

「可用性」とはシステムが稼働し続けることができる能力のことである。

英語ではavailabilityと表記され、可用性の代わりにアベイラビリティと表現されることもある。

可用性はシステムの壊れにくさを図る指標であるため、
システム障害の発生頻度や障害発生時の復旧時間で評価され、それらは各々平均故障間隔(MTBF)と平均修理時間(MTTR)の計算式で計測される。

可用性の高いシステムを実現するには障害に対応できる高度なアーキテクチャが求められるため、導入には技量の高いエンジニアが必要とされ、また一般にコストが増大する。高可用性システムの代表的なアーキテクチャとしては、クラスタシステムやフォールトトレラントサーバなどがある。

なお、情報セキュリティの三大要素として、
機密性、完全性 、可用性が挙げられており、
可用性はそのうちの一つとしてシステム導入上の重要な要素として考慮される。